29.岩木川
作詞:吉幾三
作曲:吉幾三
今でも 町を流れる
雪解けの水は輝き
鳥たちも 春の陽射(ひざ)しに
目を閉じて…あぁ岩木川
橋の向こうに 昔見た
この橋渡って 都会(まち)へ出た
津軽を流るる…岩木川
花火が 映(うつ)る水辺に
重なりし 遠い初恋
夜空には 星座集めて
君の顔…あぁ岩木川
叶(かな)うものなら 今一度
あの日の二人に戻りたい
津軽を流るる…岩木川
夕焼けに 染(そ)まる平野は
土手の上 父を待ってた
白神(しらかみ)の 枯れ葉乗せたる
その水は…あぁ岩木川
町を幾つも 通り抜け
面影 思い出 秋の風
津軽を流るる…岩木川
降る雪 流れる川は
母に似た 背中 ゆりかご
地吹雪に 眠る津軽は
風の音…あぁ子守唄
春を知らせに 流れ行く
十三港(じゅうさんみなと)へ 日本海
津軽を流るる…岩木川
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